小山明子著:パパはマイナス50点 介護鬱を超えて夫大島渚を支えた10年 [’23年以前の”新旧の価値観”]
パパはマイナス50点 介護うつを越えて 夫、大島渚を支えた10年
- 作者: 小山 明子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/09/26
- メディア: 単行本
私に変えられないことはそのまま受け入れる平静さと
変えられることはすぐにそれを行う勇気と
そして、それらを見分けるための知恵を、どうかお与えください
小山明子さんの母親は、10歳の時癌で
亡くなったようで、 よくこの祈りを
唱えていたという。
真が強いように見えるのはここが
発芽なのかもしれない。
他、共倒れしない介護経験が綴られている。
余談だけれど、大島監督が元気な頃、
キャンディーズ解散騒動(1980年頃)を
扱う番組でキャンディーズ親衛隊 vs 知識人という
数字が取れそうとTV番組関係者が思いそうな
企画があったそうな。 そこでの会話の抜粋。
(大島監督の息子さんの書籍より)
■大島監督■
「僕はこの(他の評論家の)人たちと違って、キャンディーズ自体が
くだらないとは思っていない。
むしろ好きだ。僕はあの歌のファンでもある。
でもね僕は一つだけ聞きたい。彼女たちが言った
「普通の女の子に戻りたい」って言葉、あれどう思う?
普通ってなんだ?愛される女の子、受動的な女の子、
誰かがお嫁にもらってくれるのを待っている女の子、
ってことじゃないのか?僕の周りの女性たちはみんな、
社会が押し付けるそういった「普通」と闘ってきたんだ
彼女たちには自然な言葉だったんだろう。
でもテレビや事務所はそれを大々的に利用して
君たちはまんまとそれに乗せられたんだ!!」
■親衛隊の一人■
「夢中になることがあるのはいいことじゃないですか?」
■大島監督■
「自分自身に熱中しなさい!」