美空ひばりについて [’23年以前の”新旧の価値観”]
ある年齢から特別な存在として見られていて
実際本当に特別な存在だったと思わざるを得ない稀代の歌手。
私の母親(S13生まれ)も「特別」と言い続けており
ラジオで訃報に接した時、涙がこぼれたと言っていたっけ。
他にもご高齢者の中には、「特別」視されている方も
いらっしゃいます。
余談だけれど、マーティ・フリードマンが
「彼女の歌声は「人間」離れしている」とか
村上龍が若い頃、海外のジャズマンが来日して
彼女を知らないで聞いてみたら びっくりして
「これは本物のブルースだ」と言ったとか。
母親たちだけの同時代性の「特別」感ではなくて
本物のなせる技なのか、としみじみ考えた今日このごろ。
さらに余談、10年以上前、新橋駅前の古本屋市で、
サイン色紙が千円で 売られていて、当時入院中だった
母親に買って行こうかと一瞬思ったけれど
本物かどうかわからないのでやめた、
ということを思い出した。