柳澤桂子著:やがて幸福の糧になる(2002年) [’23年以前の”新旧の価値観”]
柳澤さんはこのブログでも書いたけれど、
NHKの対談番組を見て(相手:福島智)感銘を
受けたのがきっかけで 数冊読み、最も有名な
「生きて死ぬ智慧」は柳澤さんをよく知らずに
買ってて読んでたんだけれど、
それよりもタイトルの書籍の方が
なぜかしっくり来て、読み通せた。
病名がわからず何十年もたらい回しされ、
世間から「そんなことってあるの?」と
理解されず、支えは家族だけ、孤立して
闘い続ける様を書かれておられる。
(この本の意図するところはもっと人間の「尊厳」とか
「本質」とか深いものだけど 今自分が思い出すのはって
ことで、全くの舌足らずでございますが。)
病気、医療のことはよくわからないのだけど
心に染みる書籍だったので、図書館で借りたのだけど
その後 古本屋さんで見つけて購入してしまった。
余談だけれど、NHKで仰っていたことを再掲するけれど
医療のテクノロジーが進化する昨今への警鐘として
「踏み込んではならない領域がある」 と
強い眼差しで仰る姿が印象的だった。
余談の余談で、対談相手の福島智さんも
素敵な方だったけれど、 柳澤さんを前にタジタジでしたね。
福島智さんの書籍も持っております。