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日野原重明著:生き方の処方箋(2003年) [’23年以前の”新旧の価値観”]

生きかたの処方箋

生きかたの処方箋

  • 作者: 日野原 重明
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2023/08/29
  • メディア: 単行本
人間は死に向かって成長する 対談者 アルフォンス・デーケン

デーケン:死は生のエネルギーですか
日野原:そうです。然し現実には井上靖さんでさえ、70歳のお父さんが亡くなった時
   「父に死なれてみて、初めて私は父という一枚の屏風で死から遮られていたことを
   知ったのである。
   ・・・父に亡くなられて、私は初めて自分の行手に置かれている死の海面を見た」
   というような意味のことを書いている。あれほど感性の優れている作家でさえ、
   ややもすると自分の死を考えない、いつの日にか必ず死がくるということを
   私たちは忘れているんですね。死というのは人間の身体の一部、その死を身体の芯に
   持ちながらどう今日を生きるか、それを考えるのがデーケン先生の
   「死への準備期間」でしょう。

余談だけれど、聖路加病院を作るとき、

災害時多くの人を受け入れられるような作りに

日野原さんがされたそうだけど、

周りからは経済合理性から反対されたと。

しかし、95年のオウムのサリン事件時、

多くの被害者を受け入れることが

できて手当をされたということを別の書籍で知った。

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